スタートプレイヤーマーカーというコンポーネントがある。

その名の通り、誰がスタートプレイヤーなのか、分かるようにする目印。

それ以上でも、それ以下でもない。

なんと奥ゆかしく、それでいて存在感を放つものなのだろう。



スタPマーカーは、ゲームによって様々な形態を持つ。


オリジナルな形や絵柄を自由に作れるタイル型
スタP1
シンプルで格好いい、スタPマーカーを持ちたい!と思う気持ちも高まる。


立体で存在感を放つ木ゴマ型
スタP2
スタPの証明のため最小限まで切り詰めたスマートな左のマーカー、
ゲーム中最も大きく、全力で存在感を醸し出す真ん中のマーカー、
誇らしげに黄色く光る、是非とも手元に置きたい王様形の右のマーカー、

どれも素敵だ。

スタPマーカーはゲーム中他のコンポーネントと混ざりさえしなければ、
どんな形状のものでも許される、まったく自由なものなのだ。


そんな中、ロマン溢れるスタPマーカーを知った。
スタP3
かっこいいロシアンブルーに、金の箔押しが施されている。
ゲームはほとんど厚紙タイルのゲームなのに、
スタPマーカーだけ立体で、オリジナルで、カッコよく、


なんて無駄なんだろうと思った。


そうなのだ。スタPマーカーはロマンなのだ。
ロマンとは無駄なことなのだ。


ゲームマーケット2014秋に出品する新作、『HONNOJI』も、
スタPマーカーを必要とするゲームだ。

さて、作る側となると、まず気になるのが料金だ。
なにせスタPマーカーなぞ別に10円のコマでもいいのだ。

しかし・・・やはり・・・スタPは・・・
ロマン(無駄)なのだ・・・

色々考えた結果、
スタP画面
スタP用の絵柄を作り

スタP4
厚紙タイルをスタンドで立て、ラーのスタPに負けない大きさを確保。

存在感と、低料金を両立した。

印刷が終わったものはまだ届いていないが、
早く手にとって舐めまわしたいものだ。


ロマンを暴走させて、スタPマーカーだけで原価を500円あげるところだった。

ただスタPを示すだけのスタPマーカーに、そこまでのお金を払う人はいない。

踏みとどまってよかった・・・


・・・ん?
スタP5

これは・・・

スタP6

ああまさか!

スタP7

デカいスタPマーカー作りました!


デカい!!



圧倒的な存在感を誇る、ロマン(無駄)溢れる一品です。


スタP8
ジャンプコミックスよりデカい!


どうしても我慢できなくて、作ってしまいました。

デカいですが、ちゃんと箱に入るように調整しました。

さすがに私のロマン(無駄)の押しつけで、
HONNOJIを買って下さる方全員に500円の負担を強いるのは忍びないので、

オプションとして出品します。
限定50個です。

原価が23000円なので、46個売らないと赤字です!
※タイル&スタンドの通常版スタPは全てのセットに入っています。


今回、先に情報を出す前に見切り発車した取り置き予約ですが、
デカいスタP付きVERの予約下さった方が10名いらっしゃいました。

デカいスタPマーカーという文字だけで、購入を決める・・・
溢れ出る情熱が伝わったのでしょうか。
素晴らしいアホですね!ありがとうございます!


改めて言います。

スタPマーカーとはロマンなのである!


→スタPマーカー反省会